「薬草」ってなんだろう?そんな疑問にお答えします。

2006/09/21

体にいい薬草【基礎知識編】

お茶

薬草とは、世界各国で太古の昔から人々の経験で語り継がれてきた、薬用に活用できる植物のことで、その多くは野山に自生しています。
普段、食用されている野菜や、公園に生えている雑草の中にも、有効成分をうまく引き出すことによって薬用になる植物があり、皆さんが飲んでいるお茶も薬草に含まれるものがあります。
薬草の効果は比較的緩やかで、軽いケガの炎症を抑えたり、ちょっと体がだるいときなどに回復の助けをしてくれます。

薬草は長い歴史の中において知識と経験で培われてきたものです。服用の際は注意して、目的に合った正しい用法・用量を守りましょう。

薬草の歴史

薬草

まだ薬もない太古の昔、人類は様々な危険にさらされた生活環境の中で、必死に暮らしていました。目に見えない「病気」という脅威に悩まされ、ときには呪術やまじないで病を追い出そうとさえしました。
そして、病気やケガをしたとき、その苦しさを取り除くために何かいい方法はないかと、動物と同じように傷口をなめて唾液の持っている薬効で手当をしたり、草や木の葉を食べては、ひとつひとつ何が自分の体によいのかを見い出していったと言われています。

そうやって煎じたり、すり潰したりと、祖先達の手で様々な工夫・改良されたものが、長い歴史の中で語り継がれ、その経験が現代の医療にまで通じています。

どんな草が薬になるの?

薬草として用いられる植物は、普段の生活で身近に接しているものが多く、風邪をひいたときに飲む生姜湯や、軽いやけどをしたときに塗り薬として利用するアロエ、肌のかゆみを抑えてくれるヨモギなどが代表的です。

最先端医療でも活躍しています

研究風景

現代の医療に使用されている医薬品はすべてが化学薬品のように思われていますが、実はそうではないのです。
鎮痛剤として有名な「モルヒネ」、気管支喘息に効く「エフェドリン」などは分離精製した植物成分がそのまま使用されていますし、「アスピリン」もヤナギの成分を元にして作られた医薬品で、薬学的にも植物は医療の宝庫として重要視されています。

生薬とは

「生薬」は植物をはじめとする、自然物に簡単な加工を施して用いられる薬のことです。
薬効成分を多く含む部分を乾燥させたり、細かく砕くことによって飲みやすくしています。
また、乾燥させることで、長期保存を可能にしたものもあり、必要なときにそれを煎じるなどして利用しています。