健康診断や健康指導が保険の給付対象に!

2008/01/29

メタボリックシンドロームになったら

メタボリックシンドロームと診断されて、そのまま改善しないと、動脈硬化を引き起こす原因になってしまいます。
メタボリックシンドロームは、糖尿病や高血圧、高脂血症の他、動脈硬化による循環器病(心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化など)になってしまう危険信号と言えます。動脈硬化は症状が進まないと気付きにくく生命に関わる重大な病気です。
メタボリックシンドロームと診断された段階で、改善を心掛けましょう。

まずは自分で簡単チェック

自分で(家庭で)血圧を測っているところ

日本生活習慣病予防協会による、自分で簡単にできるチェック項目を紹介します。
ひとつでも気になる項目があれば、医師の診断を受けることをおすすめします。

腹囲

メタボリックシンドロームの病態の基本である内臓脂肪の蓄積の程度を確認します。へその位置で測り、男性は85cm未満、女性は90cm未満が基準です。

BMI(体格指数)

BMIは肥満度の指標で、体重(kg)を身長(m)で2回割った数値です。BMIが22になる体重が最も健康的な標準体重で、BMIが25以上は肥満と判定されます。
なお、BMIが25未満でも、腹囲が前記の基準値を上回っていれば「内臓脂肪型肥満」に該当します。

体脂肪率

体重に占める脂肪の割合のことです。男性は15〜25%、女性は20〜30%が標準です。

血圧

医療機関で測定した血圧値が、収縮期血圧が140mmHg以上か拡張期血圧が90mmHg以上のとき高血圧と診断されます。
家庭で測定する場合は一般に医療機関で測定した値よりも低くなる傾向にあるようで、135/80mmHg以上で高血圧と考え、135/85mmHg以上なら治療が必要とされます。
なお、メタボリックシンドロームの診断では、130/85mmHgが基準値で、より厳しい数値になっています。

尿糖

健康な人は陰性です。メタボリックシンドロームを見付けるには、食後2時間ぐらいしてから測ってみるといいようです。
そのときだけでも陽性になるなら、尿糖の可能性があります。

保険給付の対象になった!

医師の診療を受けているところ

2001年に改正された労働者災害補償保険法(労災保険法)によって、定期健康診断(一次健康診断)で「死の四重奏」と呼ばれる血圧、肥満、血糖、血中脂質の4項目すべてが異常値にあると診断されると、以下の二次健康診断などの費用が労災保険で給付されることになりました。

二次健康診断

  • 空腹時血中脂質検査
  • 空腹時の血中グルコースの量の検査
  • ヘモグロビンA1c検査
  • 負荷心電図検査又は胸部超音波検査(心エコー検査)
  • 頸部超音波検査(頸部エコー検査)
  • 微量アルブミン尿検査

特定健康指導

二次健康診断ごとに1回、医師から以下の指導を受診者の負担なく受けることができます。

  • 栄養指導/適切なカロリーの摂取など、食生活上の指針を示す指導。
  • 運動指導/必要な運動の指針を示す指導。
  • 生活指導/飲酒、喫煙、睡眠などの生活習慣に関する指導。

関連リンク

塩野義製薬−生活習慣病(メタボリックシンドローム)−

健康情報ホームページ「うらりねっと」

メタボリックシンドロームと生活習慣病を学ぶ