病気の予行演習!?
2007/12/18
予防接種の基礎知識

感染症をはじめ、生命に危険を及ぼす病気を未然に防ぐために行なうのが「予防接種」です。
予防接種の際に使われる「ワクチン」は、人間が本来持っている病原体に対する抵抗力のシステムを利用して、感染症などに対する免疫をあらかじめ作らせておく製剤のことです。このワクチンをあらかじめ接種することを「予防接種」と言います。
定期接種と任意接種

定期接種
法律のもと、全ての人に接種を勧めている予防接種のことで、その費用は、規定の年齢の範囲であれば地方自治体が負担するものです。定期接種のワクチンの種類は、外国と共通するものが多く、海外に出かける場合は、短期であっても長期であっても、定期接種を受けるようにすると良いでしょう。
任意接種
法律では接種が規定されていないものの、必要に応じて接種すべき予防接種のことで、費用は個人負担となります。
ワクチンの種類
ワクチンには、「生ワクチン」と「不活化(ふかつか)ワクチン」、「トキソイド」の3種類があります。
生ワクチン

生きた細菌やウイルスの毒性を弱めて作ったワクチンです。接種すると、細菌やウイルスが体内に増殖して、病気にかかった場合と同じ免疫ができます。
接種後、しばらくしてから発熱や発疹など、その病気の症状が軽く出てくることがあります。
■主なワクチン
・麻疹(はしか)
・風疹(ふうしん)
・麻疹、風疹混合(MR)
・ポリオ
・BCG
・水痘(みずぼうそう)
・おたふくかぜ
不活化ワクチン

細菌やウイルスを殺して免疫を作るのに必要な成分のみを抽出し、毒性をなくしたワクチンです。生ワクチンのように菌やウイルスが体内で増殖することがないため、免疫が作られるまでに複数回の接種が必要になります。接種後1週間は、発熱をはじめ、腫れやしこりなどの副作用が出ることもあります。
■主なワクチン
・日本脳炎
・インフルエンザ
・B型肝炎
・3種混合(DPT)
トキソイド

細菌の持つ毒素を取り出し、毒性をなくして免疫反応を引き起こす性質だけを残したもので、不活化ワクチンの一種になります。
「不活化ワクチン」と同様、免疫が作られるまでに複数回の接種が必要になります。
■主なワクチン
・ジフテリア
・破傷風
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