あなたの悩み「漢方」で治るかも!?

2008/04/15

漢方の基礎知識

漢方には、西洋医学のような即効性はありませんが、自分の体質や症状に合ったケアを行なうことで、自然に体を回復へと導く効果があります。 西洋医学だけではなく漢方を利用するのもよいでしょう。

漢方とは?

薬草

漢方の語源

中国の伝統医学の基礎が完成したのは、「漢」の時代と言われています。「漢方」という言葉は、その長い歴史に対する敬意とともに、日本で使われている言葉です。
中国では、漢方は主に「中医学」と呼ばれています。

漢方医学の考え方

人体を小宇宙としてとらえる

小宇宙

西洋医学が人体を細分化して治療を行なう傾向にあるのに対して、漢方では人体を包括的にとらえ、治療を行なっていきます。
つまり、人間の体をまるごとひとつの小宇宙としてとらえ、その中で調和が取れている状態が「健康」で、その調和が乱れることで病気が起こるという考え方です。
そのため、西洋医学では「病気」と見なされない「元気が出ない」「体がだるい」などといったちょっとした不調も、漢方では「心身全体の調和」が崩れた「症状」として扱い、病気と同様、治療の対象としています。

同病意治

同病意治(どうびょういじ)

漢方医学の特徴的な考え方に「同病意治(どうびょういじ)」というものがあります。これは、症状が同じでも、治療法は人それぞれということを指しています。
漢方では、その人の体に現れる様々な症状を総合的に見て、そこから病気のタイプや箇所、状態などを探り、治療プランを立てていきます。

体内の3要素

気・血・水

漢方医学では、人間の体は「気」・「血」・「水」の3要素が体内を循環することによって維持されると考えられ、この3要素が不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられています。
つまり体内の「気・血・水」のバランスが崩れると、様々な不調が起こります。

「気」とは

「目に見えない生命エネルギー」で、気力・体力・活力の源となります。臓器を動かしたり、血液を流しています。滞ると免疫力が低下します。

「気」にかかわる症状
気虚(ききょ) エネルギーが不足していて、心身ともに疲れている状態です。気力の減退や疲労感、体のだるさ、食後に眠くなる、胃もたれ、食欲不振、風邪をひきやすくなるなどの症状があります。
気鬱(きうつ) エネルギーはあるものの、うまく流れていない状態です。頭が重い、イライラしやすい、朝起きられない、のどが詰まった感じがする、息苦しい、お腹が張るなどの症状があります。
気逆(きぎゃく) エネルギーの流れが下から上へと逆流している状態です。冷えやのぼせ、動悸、発汗、腹痛、頭痛、不安感などの症状があります。

「血」とは

全身をめぐり、体の様々な組織に栄養を行き渡らせます。主に血液を指します。精神を落ち着かせるのも血の働きです。

「血」にかかわる症状
血虚(けっきょ) 血液が不足して、全身に血が行き届いていない状態です。貧血や皮膚の乾燥、肌荒れ、脱毛、目がかすむ、貧血、血行不良などの症状があります。
お血(おけつ) 血の巡りが悪く、滞っている状態です。便秘やお腹の圧痛、肩こり、冷え性、高血圧、色素沈着などの症状があります。

「水」とは

リンパ液など、血液以外の体液全般を差しています。水分代謝や免疫システムなどにかかわっているものとされています。

「水」にかかわる症状
水毒(すいどく) 水分(体液)が偏った場所に集まっていたり、不足していたり、めぐりが悪くて滞っている状態のことです。むくみやめまい、体が重い、喉が渇く、頭痛、下痢、排尿異常などの症状があります。

関連リンク

ツムラ−漢方について−

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