それぞれの医療機関の特徴を知って、自分に合った医療機関を選ぼう!

2007/04/03

病院と診療所の違いと特徴

「病院」とは、医療法という法律で“20人以上の患者を入院させるための施設を有するもの”と規定されており、入院用のベッドが20床以上あることが必要です。
一方、診療所とは“患者を入院させるための施設を有しないもの”または“19人以下の患者を入院させるための施設を有するもの”と規定され、「病院」とは明確に区別されています。
では、病院と呼ばれる医療機関にはどんな種類があって、どんな特徴があるのか、診療所にはどのような特徴があるのか、またそれぞれのメリットについてご紹介しましょう。

病院

【総合病院】 入院用ベッドが100床以上ある病院

病院

病院と呼ばれる中でも、総合病院は、入院用ベッドが100床以上ある医療機関のことを言います。
以前までは、診療科目に「内科」「外科」「産婦人科」「眼科」「耳鼻咽喉科」を含む医療機関のみが総合病院と規定されていましたが、1996年の医療法改正時に廃止されました。
総合病院は一般的に診療科目が多く医療設備が充実しており、緊急時にも即対応が可能な点が特徴です。

【大学病院】 医学部に付属する、大学組織のひとつ

大学病院とは、「医学教育」と「医学研究」を行なう機関として医学部などに付属設置される病院のことです。この2つに「患者診療」を加え、教育・研究・診療が大学病院の3本柱と言われています。
そのため大学病院では、様々な高度先進医療を行なっており、新しい診療方法の確立や治療方法の開発・研究が進められています。
都道府県ごとに、ある疾病に対して指定される拠点病院が多く、大学病院の多くがエイズ拠点病院に指定されるなど、特徴的な専門分野を備えています。

【地域医療支援病院】 法改正によって制度化された医療機関

医療法の改正により平成10年4月4日から創設された地域医療支援病院制度によって誕生した医療機関です。
地域の病院や診療所などを支援し、医療機関の機能の役割分担と連携を目的とした病院を言い、都道府県知事によって承認されます。
条件としては、入院用のベッド数が200床以上の病院であることや、他の医療機関からの紹介患者数の比率が80%以上であること、24時間体制の救急医療を提供していること、診療所や他の病院と連携を図れることなどが挙げられます。

診療所

入院用ベッドが19床以下の医療機関

担当医と相談する

この他、呼び方としては「医院」や「クリニック」などと呼ばれ、法律的には「病院」と言った呼称は使えないことになっています。
診療所の特徴は、初診から治療、定期健診まで同じ担当医に見てもらえる場合が多いこと。自身の健康状態について常に把握してもらうことが可能で、そのため気軽に相談にのってもらうことができます。指導が細かくコミュニケーションが取りやすい、治療の方法やペースについて要望を言いやすいといったことがメリットです。
また、家から近い場所を選べば通いやすいことも、大きなメリットになるでしょう。

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