こころも身体も温まる、温泉に出かけましょう。
2007/11/20
温泉の基礎知識

約3,000もの温泉地があると言われる日本は、まさに温泉大国。
日頃の疲れを癒すためにのんびり湯に浸かる方、または健康のために温泉めぐりが趣味という方も多いのではないでしょうか。
温泉によって、期待できる効能や湯の柔らかさ、温度、色など表情も多種多様です。
温泉のちょっとした基本知識を身につけて、入浴する楽しさを広げましょう。
温泉の定義
「温泉」と聞くと、漠然と「地中から湧き出る温かな湯」というイメージがありますが、日本では法律に基づき、一定の条件をクリアしたものが「温泉」とされています。
また、温泉の性質によってもいくつかの分類があります。
温泉法
わが国の温泉は、昭和23年に公布された「温泉法」に基づいて定義がされています。
「温泉法」では、地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気、その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)で、温泉源での温度が25℃以上のもの、または鉱水1kg中に定められた量以上の物質が含まれているものが「温泉」とされています。つまり、地中から湧いている25℃のお湯、もしくは25℃未満でも成分が基準値を満たしていれば「温泉」と呼ぶことができます。
温泉の三要素
温泉は「泉温」「溶解成分(泉質)」「湧出量」の3つの要素からなり、物理的や化学的な性質によって分けられています。
| 泉温 | 湧出口(普通は地表)における温泉水の温度のことです。 25℃未満の「冷鉱泉」、25〜34℃の「低温泉」、34〜42℃の「温泉」、42℃以上の「高温泉」と、4つに分類されます。 |
|---|---|
| 溶解成分 (泉質) |
日本では、「温泉法」及び「鉱泉分析法指針」の規定に基づき、温泉1kg中の溶存物質量によって溶解成分(泉質)が分類されています。 「食塩泉」を温泉施設によっては「ナトリウム塩化物泉」と表記が異なるなど、同じ泉質でも新旧名が入り混ざって使われているのが現状です。 |
| 湧出量 | 地中から地表へ取り出される水量のことを言います。 自然に湧き出してくる場合のほか、動力など人工的に汲み上げられる場合も含まれます。 |
浸透圧
人間の体液の浸透圧を基準に、浸透圧が高いものから順に「高張泉」、「等張泉」、「低張泉」と3つに分類されます。浸透圧が高いと温泉成分が体に浸透しやすく、低いと水分が体に浸透しやすいとされています。
温泉の提供形態

温泉宿ではよく「源泉100%かけ流し」といったPRコピーが見られます。
「源泉」とは、温泉施設の所在地に温泉が存在しているもので、「かけ流し」は、源泉からの湯をそのまま流しっぱなしにしているものを指します。湯量が豊富な温泉でできる贅沢な使い方です。
一般的に温泉施設とは、別の場所から温泉を引いている場合は「引湯」、ろ過や加熱処理などをして湯を再利用している場合は「循環式」と呼び、区別しています。
関連リンク
全国の温泉をエリア・泉質・効能などから検索できます。「温泉効能学」では温泉入浴の方法や温泉の禁忌から、泉質別の特徴・効能まで詳しく解説。
ツムラのサイト。温泉のメカニズム解説、温泉を活用した健康方法や療法などを紹介しています。
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