関東や関西、地域によってそれぞれ規格が異なります。

2007/06/05

【一般】江戸間と関西間の違いって何?

以前、住んでいた地域から別の地域に引越しをしたとき、「同じ畳数なのに大きさが違う!」なんてことありませんか? 住宅を購入する上で、できれば知っておきたい建築に関する用語や知識をQ&A方式で分かりやすくお答えします。

Q 江戸間と関西間の違いって何?

A 地域の慣例により、江戸間と関西間では1畳の規格サイズが違います。

お住まいの地域から別の地域に引越しをして、「同じ畳数なのに大きさが違う!」なんて経験をされた人もいるのではないでしょうか。
それはズバリ、地域によって“1畳”の規格が異なるからです。では、どのような違いがあるのか見てみましょう。

各地で異なる畳の寸法

江戸間一畳1,757mmかける879mm

建物を建てるとき、一間が柱割りの基準になります。畳の大きさが地域によって異なるのは、この“一間”の大きさが異なるからなのです。
ちなみに、関東の一間は五尺八寸(1,757mm)、関西の一間は六尺五寸(1,970mm)です。では、なぜ地域によって大きさが異なるのでしょうか。これはかつて、課税の基準になっていた一坪(一間×一間)の面積が地域によって異なることに由来しています。

各地で異なる畳の呼び名

関西間1,909mmかける954mm

日本では縄文時代から、住居にワラを敷いた生活が根付いていたと言われています。現在のような畳の形になったのは、16世紀終わり頃の京都が発祥だとか。
その後、畳の大きさを一定にして、それを並べた大きさに合わせて外側に柱を立てる「畳割り」という建築方法で建てられていったようです。
それに対して、江戸では柱を先に立てて、その内側のサイズに合わせて畳の大きさが決められたため「柱割り」と呼ばれています。

【江戸間】
北陸や関東地方以北で多く見られる規格です。徳川家康が江戸幕府を開いた頃にできた規格と言われています。
サイズは5尺8寸×2尺9寸(約1,757mm×879mm)です。
「江戸間」以外にも、「田舎間」「関東間」「五八間」などと呼ばれているようです。

【関西間】
京都が発祥で、関西地方を中心に広まっている規格です。現在はあまり使われていないようですが、京町家などで見ることができます。
サイズは6尺3寸×3尺1寸5分(約1,909mm×954mm)です。
「関西間」以外にも、「京間」「本間」「六三間」などと呼ばれているようです。

【中京間】
名古屋を中心とした地方に多い規格です。
サイズは江戸間と関西間の中間で、6尺×3尺(約1,820mm×910mm)です。

【佐賀間】
主に九州で用いられている規格です。
サイズは6尺2寸×3尺1寸(約1,879mm×939mm)です。

【安芸間】
中国地方や瀬戸内海沿岸で多く用いられている規格です。
サイズは6尺1寸×3尺5分(約1,848mm×924mm)です。

【団地間】
アパートやマンションに多く使われている規格です。
サイズは他の間と比べて小さく、5尺6寸×2尺8寸(約1,697mm×848mm)と、5尺3寸×2尺6寸5分(約1,606mm×803mm)の2種類あります。

琉球畳について
琉球畳とは、特殊ない草である「七島い草」で織った琉球表を使用した畳です。
本来、縁付き畳と縁なし畳とがありますが、今では縁なしの半畳サイズで縦と横の寸法が等しい正方形(約880mm〜980mm)の畳を言うようになりました。
近年、琉球畳を縦横交互に市松模様に敷き、洋室をモダンな和室空間に演出する方が増えています。